大商ニュース連載企画「CHANGE FASHION」大阪・関西万博を機に、共創しながら繊維・ファッション産業の未来に向けて挑戦する出展企業17社を紹介します。
第15回目はマツオインターナショナル株式会社さん!インタビューに対応いただいたのは、MICアクセサリー部長の牧井亮さんです!

 「もの」から「場」づくりへ。アパレル企業の挑戦は続く。

 マツオインターナショナル(大阪市)は、船場の繊維卸・松尾産業のアパレル(服などの衣料品)部門が分離独立して1985年に設立された企業。アパレルの企画、製造から小売りまでを手掛けており、百貨店などに自社セレクトショップも出店している。
 個人デザイナーを中心にチームをつくり、糸から選んだ生地や素材の組み合わせによって、こだわりぬいた製品を生み出すのが特徴。同社の牧井亮MICアクセサリー部長は「会社のDNAは、日本各地の繊維産地の匠との協業によって『本質』をつくりあげること」と語る。
 商品の「ものづくり」を伝えるため、店舗づくりに力を入れたことが、植栽リースなど緑豊かな空間装飾事業の拡大にもつながった。最近では「BOTANICAL BOTANICAL」という観葉植物イベントも開催。珍しい観葉植物を育てる事業者と愛好家をつなげる場も提供している。

 万博では、大阪の中小企業と共創し、「光合成する服」「透明に見える服」などの展示物や展示空間づくりに取り組む。「前回の万博と違って、今回は『新しさ』に慣れた子どもが訪れる。その子どもたちが『ものに隠れている本質』を感じ取り、それを未来で応用してほしい。今回の展示が、そのきっかけになることを期待している」と牧井氏は、ほほ笑む。

「透明にみえる服」の試作品を囲む牧井亮MICアクセサリー部長と同社クリエイターの皆さん